V8のお勉強

運転席に乗って、フロントに載ってるエンジンを見ると大概のエンジンってのは反時計回りに廻るようです。何故か?たぶんネジの関係か?と私は解釈してます。エンジンが廻ることで普通の右ネジが”締まる”ようにしておかないと緩む、逆ネジにしなきゃならん!ってことだと。
2機掛けの船は1個は逆回転エンジンにする、たぶんそうしないと船体が傾くとか?でしょうね。ですから車用と違って船用のエンジンマニュアルは逆回転エンジンに関する記載があります。
ってことで、車の前に廻ってフロントグリル、ラジエターに向かってしゃがむとエンジンは時計回りに廻る!!と。

V型90度の8気筒エンジンってのは、垂直から左に45度傾いたバンクが1、3、5、7番、そして右に45度傾いたバンクが2、4、6、8番です(前から順です、あくまでこれはシボレーの話ですから!)。それぞれのバンクが垂直から左右に45度づつ傾いてますので、これが挟み角90度のエンジン!と。

ここでエンジンの前に廻って、クランクプーリーの前にしゃがみ込みます。手で(工具で)グルルとクランクを時計回りに廻して1番ピストンを上死点にします。一番手前右側(さっきと左右は入れ替わってますよ)ピストンが最上部に伸びきってる、ってことは1番のコンロッドと繋がってるクランク(ピン)は右上45度を向いています。
ひとつ問題です、次に爆ぜる8番のピストンは今どこにありますか?です。4ストロークは2回転720度で1セットです。フェラーリなんかの2個づつ爆ぜるのと違って720度を等間隔、つまりクランクの回転角90度に一度の割合で爆発します。
あと90度廻ったら爆ぜる8番は、1番の90度後ろをついて来る!ではないです。右バンクの8番が、1番が爆ぜた90度後で爆ぜるためには180度後ろ、クランクピンで言いますと真逆の位置に8番はある!となります。