タイヤの物語

登場人物
ボイドビレットホイール
ボイドキャストホイール
バドニック(ビレット)

この3名、全部フロント8Jのリア9.5Jの17インチ

BSデューラー フロント用255/60
ピレリスコーピオン フロント 255/60 リア285/60
スタッドレス(BSデューラー) 265/65 4本
アドバン フロント 255/60

車のホイールってのは、ハブって所に取り付きます。平らなハブから5本(車によっては3〜10本)のボルトが出てますので、そこにホイールを差し込んでナットで締める訳です。たまに空いた穴にボルトを挿すタイプもありますが。
でもフロントのハブってのは真っ平では無くてセンターが丸く出っ張ってる(私の経験ですので最近の車とかFFは知りませんので!)。なのでホイールの側にその逃げの穴がセンターに開いてる。これがハブ穴径何ミリです、って表記です。

しぇびぃのフロントを測ると直径76.5mmの丸い鉄が高さ52.5mm出っ張ってるんです。で登場人物のバドニックビレットフロント用の8J、これのハブ穴径は77mmある、ってんで無事入る訳です、が、が、が!ボイドもバドニックもセンターキャップがある。ボイドビレットはオーリングを介した叩き込み、ボイドキャストはビスによる締め込みです。で問題のバドニックは直径76mmピッチ2.5mmの、でっかいキャップをホイールに捻じ込むようになってるんです。更にきっちり測定しますと、たぶんこれはインチネジで3インチ(76.2mm径)の、インチあたり10山(メトリック換算で25.4mmのピッチ)、これだけのオスネジのキャップが、メスネジを切ったホイールのセンターに入り込むように作ってあるんです。ちなみにホイールの車両取り付け部分の厚さは47.5mmで、裏から30mm位は先の77mm径なんですが、残りの17.5mm程には”3(直径:インチ)−10(山数)”って雌ネジが切ってあって(4〜5山)、ネジの山部分で言いますと、穴径が73.8mm位しか無いんですよ。これでは76.5は入らんでしょう!と。

んだもんで昨日、防塵マスクを被って、めがねの上からゴーグルを掛けて、イヤープロテクターまでしまして、10mmのベルトサンダーに80番のペーパーをセットしまして丁度ネジ山部分だけを削り落としましてん。さすがサンダー、あっと言う間。でも1本分削るだけでサンダーのベルト1本、ほとんど表面が落ちてしまいました。