マルチ駆動ってのはヤリ過ぎだろ??

イギリスATCのSCM100ってスピーカー、確か2本200万位。ネットワークはありますがマルチでも可能(だったと思う)。
これが相次ぐ円高で160位になり130位に再度値下げ。さらにそっから3割引きだと100切るぢゃん!ってなった時に、真剣に考えまして静岡市のなんたらラボさんってとこまで聞きに行きました。
そんな頃坊主が生まれることが解って、こんなスピーカーに穴開けられたらたまらん!ってのと、他にもあってちょっと疎遠になりました。

コントロールアンプから出た音を、各帯域に分けまして、それを専用パワーアンプに突っ込んで、個々にユニットを鳴らすのがマルチアンプ、3ウェーでステレオアンプが3台必要、ってことです。こんなのする人は極めて稀、お金、場所、手間、それはそれは気が遠くなります。

でもそんなことする人がカーオーディオの世界に沢山いる!!またそれが簡単に出来るような、ローパスとかハイパスとか、ネットワーク機能まで盛り込んだパワーアンプがゴロゴロ有る!!って環境はいったいなんなんだ!!と思いました。ま、平均的日本家庭では、おとうさんのオーディオルームは車の中にしか造れない、ってことだ。

そこそこ、ってのは凄く大切で、突き詰め過ぎるとろくなことがありません。例えばバイオリンと違ってフレットのあるギターなんかは、ぎゅ〜〜っと強く弦を押さえれば、それでもうチューニングは狂ってます。
車で4スピーカー+ウーファー、これをマルチで鳴らしてさらにイコライザー噛ませて手間暇掛けて完璧にセッティングが出来たとしたら・・・もしそれを運転席でやったら他の席ではどんな音がすんねん?!?!?!です。ってか、頭を右に5cm振ったらきっと納得いかない音になっちゃうんとちゃうんかなぁ・・・不思議・・・

しぇびぃが音楽的に凄っごい魅力的なのは、その圧倒的な試聴空間と機材設置場所の広さ、それから現代国産車のドアパネルなんかでは考えられない、無垢の木目パネルなんかの剛性の高さです。よっし、パワーアンプは1個、全部中古でお金掛けない、電気はあんまり使わない!コレでオーディオルームにしちゃいましょ!っと。