パンクのお話

行きに本州出て九州に入る直前だったかな?なんかガツンと音がして、丁度SA(壇ノ浦で朝食)に入って降りてみるとユニックの足が、地面の近くまで下がってたんです(左側)。なんで油圧の足が勝手に下がるのか??わたしはこれの構造を完全には解ってないにせよ、油圧シリンダーですよね、これ・・なんでだろ??ってんで、PTOのスイッチを入れてきっちり足を上げて格納して走り出しました。どっかで針金でも買って縛りつけようか?とか少年さんと話しながら。

帰りも気をつけて、途中どこだったか?休憩のSAで見ると結構また足が降りてきてる!(今度は右側)ってんでまた上げた。で残り家まで50km、養老SAの直前、雪による徐行走行中にまた降りて来たんだと思う。そのせいで車が”けつまずいた”格好になりフロントタイヤに無理が掛かってバーストしたんだろ??と予想しています。実際にSAで見たら足はほぼ地面にまで下がってましたので。

これはこれは物凄く恐ろしい!過積載状態の時速100kmでもし足が”けつまづいた”ら・・・ぞっとします。車ごと荷物ごとひっくり返る可能性もあるんではないかな??と。実は最初の行きのけつまずき、後から思うとこれは結構な衝撃、と言うのは荷台最前部のセンターに積んでラッシングで締めてた工具箱、こんなの数百キログラムはあると思うんですが、右に20cm位ズレテたんです。。。


そんなことを考えますと、ちょっと怖くなってしまった。時は土曜の夜12時近くな訳です。養老SAにはスタンドがありますもんで駆け込みまして、まずJAFです。するとJAFでは2トン車までです、と言われました。でもっぺんスタンドさんにお聞きしまして”大垣のイビデンさん”ってところ、ここに電話して来ていただいた、ってことです。

実は前回、仙台に行った時には私はエアータンク(30リッターかな??)まで持ってたんです。でその時も今回も積んでるのは”タイヤ交換&重量運搬専用工具箱”ですのでね、1インチのインパクトから41mmのソケットからダルマジャッキも3個位この工具箱には入ってるんです。
だから前回の仙台で言えば自分で4トンのタイヤ交換をすることが出来るだけの道具を持ってたことになる。で今回は、無いのはエアーだけ、あとは3/4ドライブの超長いブレーカーバーやらそれに噛ます足場用のパイプまで、兎に角何から何まで前部持ってました。
だからもしかしたら2万円払わなくても男二人、タイヤ交換くらい出来たのかもしれません。大体ユニック車のフロントってことはジャッキアップが不要ですから!たださぁ:

怖い思いしてちょっとチビッた
真冬の夜中、雪降ってるまっせ
一番の問題点、交換は出来たとして借り物の車のスペアは大丈夫なのか?それ以前に付くのか??
ボロイ車ってのはPCDすら全く違うホイールが平気でスペアに付いてたりします・・・
まぁスペアが合うとしてちゃんと空気が入ってるのか?入るのか?ですわ・・・
抜けてるだけなら当然、修理屋さんはコンプレッサー持参に決まってるので問題なしです

等を考えまして人にお願いした、という訳です。

折角だからプロの技を良く見せてもらいました。

スペアを降ろす、まずこれが使えなければ交換する意味がありませんから
下にパイプを転がしておいて、その上にスペアを下ろせばごろごろっと出て来る!
足を下ろして、でフロント浮かす
1インチのインパクトで6個のナットを外す
でスペアを付ける
見てると対角線の2個のナットをインパクトで締める
その後随分と慎重にボルトと穴の位置関係??を見てらっしゃいました

う〜〜ん、これがキモだな・・・
ここは高速上です。折角点けたタイヤが何か振れるぞ?とかおかしいんぢゃないの??とか、戻したスペアが緩んだだけでも事故に繋がりかねませんのでね、プロフェッショナルの技をトクと見せて頂きました。

で足が降りてこないように、しっかりとラッシングベルト(ブルーのが写真に少し写ってます)で締めて、見てたタイヤ屋さんもこれなら大丈夫ですね!と。帰ってきた訳です。